台風4号

 季節はずれと言いますが、実はこの梅雨前の時期というのは、台風が来てしまえば上陸しやすい気圧配置になっているんです。

 梅雨前線が台風のルートを作ってしまうんですね。

 梅雨が終われば、太平洋高気圧がバリアの役目をしてくれて、なかなか上陸はしないんですけどね。

 5月に台風が上陸するのは、三十数年ぶりらしいですけど、この時期はまだ北半球では海水の温度があまり上がっていなくて、発生する台風の個数自体が少ないから、日本付近に来ることが少ないだけで、来てしまえば高確率で上陸するのです。

 海水温が高いと言って、思い出すのがエルニーニョ。これは、南米付近の海水の温度が上がる現象のことなのですが、エルニーニョは、地球全体の気象に多大なる影響を与えますね。今回の台風とも関係あるのかしら?

 逆に、その付近の海水温が低くなることを、ラニーニャといいます。

 ちなみに、エルニーニョは『男の子』、ラニーニャは『女の子』って意味らしいですよ。